その映画は、お腹を空かせたシギの赤ちゃんが海岸で寄せてくる波に怯えながらも餌を探し成長するというストーリーです。 ヤドカリの助けや励ましによって、そのシギの赤ちゃんは勇気付けられ、ついにアサリを捕る新しい画期的な方法を発見しました。 この作品は、ピクサーが制作した「パイパー」という短編映画で、数々の賞を受賞しています。 友情、勇気、好奇心を糧にリスクを取って成功を手に入れるというシンプルなメッセージで、観衆を楽しませたのです。
私たちはこの映画をきっかけに鳥について調べ、千鳥 (Plover) にたどり着きました。 千鳥は非常に小さい鳥であるものの、渡り鳥の一種です。 シギと同様に、驚くべきスピードと持久力を持っていて、体の大きさが渡り鳥にとって大きな問題ではないことを証明しています。 居心地のよい土地と餌を求め、毎年冬に極寒のシベリアからより暖かい東南アジアまで、3~4日かけてノンストップで飛行するのです。 これは、私たちが誇りとするチームワークと忍耐によってのみ達成されるものです。
千鳥は小柄な鳥類ですが、シギ類と同様に驚異的なスピードと持久力を持っています。毎年冬にはシベリアから東南アジアまでの長距離を3~4日かけてより暖かい土地と餌を求めてノンストップで飛行するのです。これは、私たちが誇りとするチームワークと忍耐によって達成されるものなのです。
Credits: Ackermann & Co and the National Maritime Museum, Greenwich, London
1652年以来、イギリス海軍では実に 11隻もの軍艦が「Plover」と命名され続け、数多くの危険な遠征に従事してきました。あるときは戦争に、またあるときは探検と発見の大冒険に乗り出していったのです。
その中の一隻、HMS Plover (左写真) は、1842年から1846年にかけて香港と中国の南海岸の地図を作成するという困難な任務を担っていました。その後の 1848年には、氷に覆われた危険な北西航路で遭難した2隻の HMS エレバス号とHMS テラー号の二隻の捜索・救助活動に従事しました。
この二隻は、大西洋と太平洋を結ぶ北西航路を最初に航行するための当時イギリス海軍の最新鋭船でしたが、両艦とも最終的に全員殉職したのです。
当時正確な地図も近代的な航法装置もなく、捜索・救助活動を行うことは非常に危険であり、HMS Plover 号の士官や乗組員にとって大きな勇気と誠実さを必要としました。 もちろん彼らはいつでもあきらめることができました。しかし、彼らは 2年間もの間、過酷な北極圏の海と危険に耐えながら、行方不明者の捜索を続けたのです。
この HMS Plover 号と千鳥の特徴は、私たち自身の価値観の反映でもあるのです。 今日私たちは、勇気 (Courage)、革新 (Innovation)、忍耐 (Perseverance)、誠実 (Integrity)、チームワーク (Teamwork) という 5つの資質 (CIPIT) にコミットし、その価値観を引き継ぐよう努めています。
この価値観は、私たち自身を明確に定義するものであり、法人向け旅行業界においてお客様に新しく革新的なサービスとソリューションを提供するために、冒険を続けています。